妊娠の成立と不妊症の原因 不妊症の検査 不妊症の治療 高度生殖医療 専門用語集
不妊症とは?

不妊症の治療

不妊症の治療(戦術・戦略)

 

 

経過観察期間

 

性交タイミング指導

30 才未満
6 ヶ月〜1 年

30 才以上
6 ヶ月

排卵障害 排卵誘発
卵管因子 通薬水、卵管形成術など
軽度乏精子症などの男性因子
生殖内分泌異常 黄体期補助療法ドーパミンアゴニスト排卵誘発など
婦人科合併症 子宮内膜症や内膜ポリープ・粘膜下筋腫の治療
原因不明

配偶者間人工授精
(AIH)

30 才未満
6 〜10 回

30 〜 35 才
4 〜 6 回

35 才以上
3 〜 4 回

長期不妊 治療開始前の不妊期間が二年以上の症例
中等度乏精子症
原因不明
性交タイミング指導でも妊娠しない症例

体外受精

卵管閉塞
長期難治性不妊 不妊治療期間が二年間以上で妊娠しない症例
中等度乏精子症などの男性因子
抗精子抗体陽性例
性交タイミング指導やAIHでも妊娠しない症例

顕微授精

高度乏精子症、精子無力症、無精子症など
高度受精障害(通常の体外受精で受精しないか、極めて受精率が低い症例)

性交タイミング指導 基礎体温経膣超音波卵胞検査頚管粘液検査、尿中 LH 検査で排卵日を推定し、性交のタイミングを指導します.自然周期で数周期の経過観察後、クロミフェンやHMG製剤、HCGを併用することもあります.

配偶者間人工授精(AIH)

 夫の精子を排卵直前に子宮腔内に注入する方法です.
 自然周期で行うこともありますが、多くはクロミフェンやHMG製剤を用い、HCGも併用します.排卵誘発を行ったAIHの妊娠率は、自然周期のAIHよりも3〜4倍高いといわれています.
 人工授精を行う際に、精液と培養液を混合し遠心分離することによって、精子のみを下層に集め、細菌・異物などを除去する方法が用いられます.このようにして得られた洗浄濃縮精液を子宮腔に注入しても感染などの合併症をおこす頻度は少なく、また高い治療効果を得られます.
 精液の原液、あるいは洗浄濃縮精液からさらに良好な運動精子を回収するスイムアップ法という方法もあります.この場合は極めて運動性の良い精子のみが回収できますが、精子濃度はやや低くなります.試験管を少し寝せて用いるやりかたと、フーナー管という専用のガラス管を使うやり方があります.

黄体期補助療法

黄体ホルモン療法
黄体期に黄体ホルモンを補充し、黄体機能不全の是正を行います.

HCG療法
排卵の促進と黄体機能の賦活を行います.

ドーパミンアゴニスト(テルロン、パーロデル)療法 高プロラクチン血症にともなう排卵障害に使用します.
 排卵誘発

クロミフェン療法 
経口の排卵誘発剤で、排卵障害や黄体機能不全症に使用します.

HMG-HCG療法 
クロミフェンよりもさらに強力な過排卵刺激を行います.

通薬水 卵管の通りを良くするために、排卵日前に、子宮腔〜卵管に薬液を注入します.

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